中医の診察室

中国には漢方専門の総合病院があります。
何科、何科と別れていて、まるで西洋医学の病院のようです。
ですが、雰囲気は全然違います。
診察室のドアは開けっ放し。
診察している患者さんのすぐ後ろに次の患者さんたちが順番に列を作って待っています。
婦人科などデリケートな診療でも実にオープンで、待っている患者さんは診察の様子を観察しています。
お医者さんもそれを意識して、後ろに並んでいる患者さんの方を意識して話す事もよくあります。
特に治療がうまく言っている時など、ドヤ顔してアピールしています。
通路も患者さんでうめつくされて、賑やかな事このうえないです。
患者さんもお医者さんとタメ口で色々と注文つけたりと、面白いです。
とにかくエネルギッシュで、パワーにあふれています。
私も研修から帰ってしばらくは、中国パワーをもらって元気になります。
ですが、またエネルギー切れになるので、定期的な中国研修は必須です。

中国漢方と日本漢方の違い

中医学と漢方の違いは何でしょうか?
漢方薬というのは、「中国からやって来た薬」という意味なので、
中国で漢方薬と言っても意味が通じません。
「漢方薬」の事を中国では「中薬」と言います。
「漢方医学」は「中医学」と言います。

日本式の漢方は、この病気にはこの薬(風邪にか葛根湯、婦人科疾患なら當歸芍藥散)といった簡単な使われかたをしている事が多いようです。
中医学では「弁証論治」と言って、その人の体質や状態を詳しく分析して、状態を把握し、それにあわせた処方を考えていくという方法になります。
ですから中医学を習得するのは簡単ではありません。
中医学専門の大学があり、付属病院があります。
日本にいて中医学を学ぶのはとても大変ですが、中国の中医師に負けないように毎日頑張って勉強しています。