治則 宿寒

宿寒の治則は、もし寒邪が経絡に服している場合は温経散寒になります。
たとえば桂枝加朮附湯などを使います。
寒邪が下腹部に宿している場合、寒凝血淤という症状になる事が多くあります。
寒邪が宿する事で、下腹部に淤血が出来てしまうためです。
この場合は当帰四逆加呉茱萸生姜湯がよく用いられます。
同じ冷えでも腎陽虚の場合と使う処方が異なってくる事が注意点です。
また腎陽虚の主な症状は冷えであるのに対して宿寒の場合は痛みを伴う事が殆どというのが区別点です。
ただし、寒邪が長く去らない理由の一つには腎陽虚があります。
ですから、去寒だけに注意をむけるのでなく、補腎陽も考えて治療していく事が大切です。

原因不明の不妊症で、中医学的には宿寒が原因の事はよくあります。
冷えると血流が悪くなり、骨盤内に瘀血がたまります。
この状態が寒凝血瘀です。
一番の特徴は生理痛で、温めると楽になります。
生理の色は黒っぽくなり、塊が沢山でます。
同じような症状で、血熱や瘀血も考えられますが、舌や脈などで正しく判断する事が大切です。

宿寒があると、骨盤内が冷えて、子宮や卵管の動きが悪くなる事も考えれます。

頚管粘液

おりものにも色々と種類があります。
出た方が良いものと、あまり出ない方が良いものがあります。
出た方が良いものとして、排卵の少し前くらいに、透明、時に白色で、長く伸びるおりものが出ます。
これは頚管粘液というものです。
頚管粘液は精子を通しやすくする役割があります。
中医学的には、もう一つ意味があります。
身体の中には「津液 しんえき」という栄養が沢山含まれた液体があり、身体を潤していると考えます。
いろいろな粘液はみな津液の一部分です。
ですから、頚管粘液も津液の一部分です。
津液は卵胞の中にもあります。
卵胞の中は、栄養の沢山入った液体で、中医学的な分類では津液の一部分です。
つまり、津液がたっぷりある人は、頚管粘液も多く、卵胞の中身も良いという事になります。
ですから、不妊症を中医学で治療する場合は、頚管粘液の量を重視します。
ただ、おりものにも色々なものがあります。排卵の頃の粘るおりものがあれば、大丈夫です。

あまり出ない方が良いおりものとしては、さらさらした水のようなおりものは、津液というより余分な水の可能性があります。
特に冷えやすい体質で、かつ余分な水がある人に多くみられます。
また、動いた時に尿もれのように出る場合は、着床などに影響する可能性もあります。

妊娠と漢方薬

なかなか妊娠しない方で、漢方薬を飲みたいという方がとても多くなっています。
その場合の注意点をいくつかあげてみます。
漢方薬はホルモン剤のような即効性はありません。
それを飲んだからといって、すぐにその周期から基礎体温が綺麗になるとは限りません。
また、子宮や卵巣は目には見えない部分ですから、変化も解りづらいものがあります。
ですので、体質にあった漢方薬をまずは3ヶ月は続ける事が大切です。

卵胞は赤ちゃんの頃から卵巣にあり、排卵の順番を待っています。
順番が来ると卵胞は膨らみ始めます。
そして膨らみ始めてはら排卵すまで、何と6ヶ月半もかかっています。
始めの4ヶ月くらいは、FSHの影響をうけない自発的な成長です。
後の3ヶ月くらいはFSHの刺激により卵胞は膨らんでいきます。
この3ヶ月が卵胞の成熟にとても大切な時期です。
ですから、卵を良くしたいなら、最低3ヶ月かかると言う事です。
周期療法の場合で、今月は夫婦生活のタイミングがとれなかったからといって、高温期の漢方薬を飲まない場合があります。
しかし、高温期用の漢方薬はその周期の為だけでなく、排卵の順番を待っている全部の卵胞の為にあります。
ですから、なるべく忘れないように飲む事が大切です。

また、すべてが周期療法で解決する訳ではありません。
排卵障害のある場合、多嚢胞性卵巣、高プロラクチン、卵管の閉塞、子宮内膜症、子宮筋腫、内膜のポリープ、受精障害、着床障害、不育症など
周期療法があまり適さない場合もあります。
このような場合は、中医学的には、痰湿や瘀血というような、体内の汚れや、気の流れの問題が大きいため、汚れを綺麗にしたり気の流れを改善したりするような漢方薬を使っていきます。

不妊症のご相談をされる時は、ぜひ、不妊症に詳しいお店を探して見て下さい。

抗内膜抗体

不妊症の一つの原因として、自分の内膜に対する抗体が出来てしまう事があります。
抗内膜抗体が出来ると、内膜が厚くなりにくかったり、着床しにくくなったりします。
ですから、抗内膜抗体を無くす事は妊娠にとって重要です。
ただ、残念ながら内膜に対する抗体の検査は日本では殆ど行われていません。
しかし、中国ではかなり頻繁に行われている検査です。
例えば中医雑誌でも抗内膜抗体が陽性の人に漢方薬を2ヶ月のんでもらい80%の人が陰性になったという報告が載せられています。
原因不明の不妊症の中にも、抗内膜抗体陽性の場合があるように思います。

日本ではこれに近い検査として、慢性子宮内膜炎の検査をする病院があります。
CD138免疫染色という方法で検査しています。

妊娠中はリラックスを

なかなか妊娠できなかったのが、やっと妊娠出来た。
そんな時、妊娠中は、流産が心配で心配でとなります。
勿論必要な流産予防の対策は必要ですが、ただ心配だけするのは意味がありません。
そればかりか、逆効果になり、自分で自分の首をしめる事になります。
心配しすぎると子宮の中のラセン動脈が収縮して胎児への血流が少なくなる事が解っています。
良い音楽を聞いたり、好きなアロマをたいたりしてリラックスしましょう。

ピロリ菌と不妊症

最近、不妊症の原因の一つとして注目されているのがピロリ菌。
ピロリ菌をやっつけるための抗体が精子もやっつけてしまうのです。

ある論文によれば、女性がピロリに感染すると、頸管粘液が精子の運動性を阻害してフーナーテストが悪くなる。
抗ピロリ抗体の影響で受精障害を起こしやすい
また男性でも精子運動率が低く精子形態異常が多くなる
などが指摘されています。

生理の量

黄体ホルモンは内膜を柔らかくする働きがあります。
ですので、高温期が綺麗だと、生理の時の内膜の剥がれがよくなり生理の量が少なくなる事があります。
反対に内膜が硬いと剥がれにくくなり、引っかかって、生理の量が多くなります。
この時、子宮は頑張って内膜を剥がそうして生理痛がおこります。
ですので、生理の量は多ければ多い方が良いという事はありません。

嬉しい報告

妊娠中、出血しやすい方からメールをいただきました。
一人目の時も大変で、今回も心配しましたが何とか出産にこぎつけました。

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この度〇〇日に、予定帝王切開にて、男の子を出産しました。
たくさんの質問にもご丁寧にお答え頂き、本当にありがとうございました。
不妊からの流産、出産、流産、出産と…。
今まで本当にお世話になりました。
ここまで乗り越えてこれたのも、先生のおかげです。ありがとうございました。

妊活中に勧め

妊活中にお勧めとしては、やはりキノコ類です。
キノコにはビタミンDを含んでいます。
ビタミンDは卵の発育に欠かせないものです。
ただし、取り過ぎると害がありますから、血液検査で不足していると解った人以外は直接ビタミンDを飲むのは止めた方が良いでしょう。

妊活はリラックスが大切

子宝相談をしていて
 「苦労して苦労してやっと妊娠できた」 という人は意外と少なくて
 「えー、妊娠してるの?信じられない。」 という人が多いです。

一生懸命になる事は大切なのですが、あまりに頑張りすぎて体も心も柔軟性がなくなっている
場合が多いです。
もう少しリラックスして気血水の流れを良くする事が大切です。
生理が来ても一喜一憂しないで、平常心。と言ってもなかなか難しいですが、
好きな音楽を聴いたり、好きなアロマを楽しんだり。
毎日の生活を楽しむ事が大切です。
赤ちゃんは天から降りてくるもの。
たたき落とそうとしても逃げてしまいます。

嬉しい報告

本日はもう一通、嬉しい報告を頂きました。
無事に生まれて本当に良かったです。
個人情報の部分は削除してあります。

漢方の杏村 深谷さま

いつもお世話になっております。
ご報告が遅れましたが、7月〇日に無事に元気な男の子が生まれました。
予定日を4日過ぎたので、焦りましたが。病院に着いて2時間で生まれてくれました。
陣痛の進みが早かったので、慌てたのとキツかったです。
妊娠前から妊娠中まで色々と本当にお世話になりました。
また何かありましたらご相談させてください★
ありがとうございました。

嬉しい報告

嬉しい報告を頂きました。
ちょっと遠くから熱心に通われた方です。
褒めすぎで照れくさいです。
プライバシーにかかわる部分は削除してあります。

深谷先生へ

先生のお陰で無事にここまでくることができました。本当にありがとうございます!
いつも、体調に合わせ漢方の調整をして頂き、精神面でのフォローも心強く、先生にはいつも助けられました!
先生に出会えて本当に良かったです!

結局、最後の最後に逆子になってしまいましたが、赤ちゃんは元気に育ってくれています。
もうすぐで、少し緊張していますが頑張ります!
また産まれたら、赤ちゃんと会いに伺います。
これからもよろしくお願いします!

嬉しい報告

嬉しい報告を頂きました。
プライバシーにかかわる部分だけ削除してあります。
本当に良かったです。

以前、こちらで不妊に関する漢方薬を処方してもらっていました。
私の場合、排卵もあるし基礎体温も安定しているため、ピックアップ障害を疑っての処方でした。
杏村に来るまで3年ほど不妊でしたし、年齢も40歳目前であり、気持ちも落ち込んで諦め半分でしたが、悔いが残らないよう自分の中で1年頑張ろうと期限を決めて、漢方とタイミングで妊活をしました。
1年経ちましたが妊娠は成立せず、年齢も40歳になったので、残った薬がなくなったら妊活終了と決め子供は諦めました。
すると、翌月に妊娠が判明。
今度は高齢妊娠、出産への不安や心配など悩みは尽きませんでしたが、先日、無事に出産しました。
母子ともに健康で全く問題ありません。
妊娠は授かりものだし、タイミングやストレスも関係してたとは思いますが、深谷先生が処方してくれてた漢方のおかげで体の土台作りや準備が出来ていたからだと思います。
本当に嬉しくてこんな幸せな事はありません。
これからも、不妊で悩んでる方の1人でも多くの人がこの幸せを感じれる事を願っています。
どうもありがとうございました。

抗内膜抗体

中国では、内膜がなかなか厚くならない場合によく調べられているのが抗内膜抗体というものです。
抗内膜抗体は、自分の内膜に対する抗体です。
この抗体があると、抗体が内膜を攻撃して炎症をおこします。
慢性的な炎症なので、慢性子宮内膜炎となります。
中国では抗内膜抗体の場合は、漢方薬で治す事が多いです。
漢方で治療して、抗体が無くなれば良いという事です。
残念ならが日本では調べられていません。
ただ、なかなか厚くならなかった内膜が漢方で厚くなる事はよくあります。
抗体の検査をしていないのではっきりは言えませんが、慢性炎症が治っている可能性もあります。

免疫のバランス

お母さんにとって、赤ちゃんや受精卵、精子は異物なので、これを排除してしまう可能性があります。
免疫が強すぎる場合です。
中医学的には、アレルギーや自己免疫と考えます。
不育症の検査では、いくつかの抗体を調べています。
ただし、抗体の種類は何億種類もあると言われています。
これらの抗体全部を調べるのはとても無理です。
それで代表的な抗体を調べます。
以前は抗核抗体が良くないと言われていました。
しかし、今は抗核抗体はあまり重視していません。
このように、抗体にかかわる部分はまだ充分に解明されていません。
未知な部分に関しての治療は、漢方薬が適しています。
漢方の場合は抗体の種類を特定しなくても体質改善として治療することが出来るからです。

子宮の動き

子宮は普通のエコーで診ても動いているのは解りません。
一定の間隔で静止画をとり、それをつなげて動画にすると動きが解ります。
子宮は生理の時は、経血を出すため、上から下に動きます。
排卵の時は精子を送りこむ為、下から上にうごきます。
着床の時はあまり動かない方が良いです。
これらの状態がうまく行かなくなると妊娠率が下がると考えられます。
ただし、まだはっきりとしたデータがあるわけではありません。
これからの研究が待たれる所です。

卵子の質と漢方

卵子の質が悪くなる原因が、純粋に老化だけなら漢方でも卵子の質を良くするのは難しいでしょう。
しかし、老化以外にも色々な原因で卵子の質は悪くなります。
これらの原因をとり除いて行けば、その分、卵子の質は良くなると考えられます。
では、何が卵子の質を悪くしているのでしょうか?

1.必要なものが足りない
   気虚 陽虚  エネルギー不足です。最近注目されているミトコンドリアもこれに関係しています。
   血虚 卵巣に行く血液が不足しているケース
   陰虚 潤い不足です。卵胞液の質とも関係します。

2.汚れがたまっている
   瘀血 血の汚れです。 古い血の汚れを陳久瘀血といいます。
      特にチョコレート嚢胞は卵巣の機能低下の原因になります。
   痰湿 汚れた水、脂、繊維などです。
      最近問題になっているのが糖化です。 蛋白質と砂糖が結合するとなかなかとれなくなります。
      これを糖化と言います。卵子も糖化すると考えられますから、要注意です。

3.バランスが悪い
   ホルモンや自律神経などのバランスが悪くなっている

1-3に関しては、それぞれの原因や体質に応じた漢方薬で対応できるとかんがえます。
ただし、漢方以外にも食事の注意、睡眠、適度な運動なども一緒に考える必要があります。

出産報告

お客様から出産報告を頂きました。
プライバシー保護のため、一部変更してあります。
御了承下さい。

「先日はお電話で回答いただき、ありがとうございました!
改めてご報告ですが、3300gの元気な女の子を出産しました。
分娩時間も6時間くらいと、比較的安産でした。
妊娠前、また妊娠中も体調良く過ごせたのは、深谷先生のおかげです。

妊娠前、病院で多嚢胞性卵巣と診断されましたがどうしても排卵誘発剤を飲む気がせず、他の方法を探っていたところ辿り着いたのが漢方の杏村さんでした。
深谷先生から「排卵誘発剤は飲まなくていいよ。漢方で様子を見て行こう。」と言われ、すごく安心した日のことを覚えています。

漢方を飲み始めてから、生理の状態や肌の状態、さらには体調も良くなっていくのを実感し、毎日漢方を飲むのが楽しみでした。
途中、なかなか妊娠できずに焦ることもありましたが、不安があればすぐに電話やメールで対応してくださったので、安心して日々を過ごすことができました。
また今後ともお世話になることもあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。」

との事でした。
可愛い赤ちゃんが目に浮かびます。
本当に良かったですね。

嬉しい報告

出産報告のメールを頂きました。ありがとうございました。

「 ご連絡が大変遅くなりましたが、〇月〇日に無事に男の子を出産し、母子ともに健康です。
ホルモンバランスが崩れていて、月経周期も長く、無排卵もあり何回も挫けそうになった時がありました。
杏村の先生方に分からないことや気になることはとことん聞き、漢方を飲んでから少しずつ改善され、お褒めの言葉を頂いた時は気持ちがとても楽になり、根気良くのみつづけてきました。
おかげさまで妊娠できました。
今2ヶ月目のかわいい男の子また見せにいきますね。
本当にありがとうございました。」

との事です。
良かったです。

子宮筋腫と漢方

子宮筋腫は、中医学では痰瘀互結と考えます。
痰は痰湿の意味で、汚れた水、脂、繊維などです。
瘀は瘀血の意味で、汚れた血液です。
それらが入り交じって固まったものが子宮筋腫です。

ですので、瘀血や痰湿を綺麗にする漢方をまず選びます。
たた瘀血といっても、血管の中の血液の汚れではありません。
血管の外で固まった血です。
これを中医学では陳旧瘀血と言います。
陳旧瘀血には、普通に血液をサラサラにするものでは効果が弱く、陳旧瘀血を溶かすものを使います。
この場合、植物性の生薬では難しく、動物性の生薬をよく使います。

次に痰湿互結になった原因を考えます。
次のケースが良くみられます。
 気虚 エネルギー不足です。免疫機能の低下なども含みます。
 寒凝 冷えなどが原因で、血流が悪くなっている状態です。
 気滞 ストレスや自律神経失調などでホルモンのバランスが悪い状態です
 湿熱 炎症などがあり、筋腫を刺激している状態です。
これらの原因もあわせて漢方を使っていくと良いでしょう。

子宮筋腫の時に良くみられる症状としては、生理の量が多い、生理痛があります。
生理の量があまりに多い場合は、生理の時だけ収斂の作用のものを使います。
ただ収斂のものは邪気を留めやすいので、必要に応じて使う事が大切です。
生理痛は気滞や瘀血、寒凝、湿熱が原因になっています。
それぞれの場合でも使うものが違います。
状態や体質にあったものを使う事が大切です。

子宮内膜症と漢方

子宮内膜症は、子宮の内膜と同じような組織が腹腔内に散らばっている状態です。
経血が卵管から逆流するとも言われていますが、肺などに見られ気胸をおこす場合もあり、原因は不明です。

中医学的には陳旧瘀血と考えます。
陳旧瘀血は、古くなって固まった血です。
通常の瘀血は血管の中の血液の状態を言う事が多いですが、陳旧瘀血は血管の外で固まった血です。
ですから、まず陳旧瘀血を溶かすものが必要です。

次には陳旧瘀血が出来る原因を考えます。
「気滞」による場合
 気とは目に見えなくて働きがあるもので、ホルモン、自律神経、免疫などです。
 これらのバランスが悪い状態を気滞と言います。
 気滞の状態が長く続くと血の流れも悪くなります。
 気は血を運んでいるからです。
 また気は血液が血管から漏れ出すのを押さえてもいます。
「寒凝」による場合
 冷えると血流は悪くなり、さらに冷えると固まっていきます。
 この状態を寒凝といいます。
「湿熱」による場合
 クラミジアなど、感染を起こした場合、湿熱という状態になる事が多いです。
 感染を起こしている時は清熱解毒という方法を使います。
「痰湿」による場合
 湿熱の状態で炎症がおさまると、繊維の汚れが残ります。
 また脂、水の汚れも含めて痰湿といいます。
 陳旧瘀血と痰湿が入り交じって、痰淤互結と言う状態になると、なかなか取れにくくなります。
 陳旧瘀血を溶かすもの以外に痰湿をとるものが必要になります。

陳旧瘀血をとるもの、気滞、寒凝、湿熱、痰湿の改善にも色々な種類があります。
その人、その人の体質や状態によって選んでいく事が大切です。

母乳不足の漢方

母乳が出ないので何か良い漢方は無いかとよく相談されます。
母乳が出ない場合は、2つのケースがあります。
1.乳房が張らない
 この場合は、母乳の材料になるものが不足していると考えます。
 母乳は白い血液とも言われています。
 ですので、まず血液が必要です。
 中医学では血虚と言って、血を補う漢方を使います。
 母乳は液体です。
 栄養のある液体を津液(しんえき)と言います。
 ですから、血を補うと同時に津液を補う事も必要です。
 乳房は、経絡的には胃経に属します。
 胃から吸収されたものは通常は脾に運ばれます。
 しかし授乳中は脾に運ばれると同時に胃経を通じて母乳になると考えます。
 ですから、この経絡を確保する事も大切です。
2.乳房が張る場合
 この場合は母乳は作られるけどもうまく出て来ないという事があります。
 中医学的には邪実によるもので、気の流れが悪いか、痰湿が多い、寒邪が停滞しているなどが考えられます。
 どの邪気が原因か判断して、利気、化痰、温経散寒などの方法を使います。

嬉しい報告

今日、お客さんからメールを頂きました。
妊娠したけども、胎児が小さい、お医者さんから流産になるだろうと言われていた方でした。
漢方を一生懸命飲んでいただき、少しずつ大きくなり、今日の検診で普通の大きさになったとの事でした。

初期の流産は胚の染色体異常による事が多く、その場合は流産は漢方でも効果が出ません。
今回は染色体異常では無かったようで、うまく行きました。
このよな例は時々あります。
ただ、体質や状態によって使う漢方も違います。
漢方的な判断(弁証論治)がとても大切だと思われます。

嬉しい報告

多嚢胞性卵巣のお客さんから、出産しましたのメールを受け取りました。
ご連絡、ありがとうございました。

******
お世話になっています。〇〇です。ずいぶんとご無沙汰してます。
年末に無事女の子を出産いたしました。予定日より一週間早かった
ですが、元気に生まれてくれて、今も元気に育っています。
頑固な多嚢胞の私が、無事に妊娠し出産できたことは、
深谷様になにかと相談に乗って頂き、処方して頂いた漢方薬の
おかげだと思っております。本当にありがとうございました。

今のところわずかながらも母乳が出ているので、薬は控えておりますが
また何かあった時は、ご相談させて頂けたらと思いますので、今後とも
よろしくお願いします。

ミトコンドリアと漢方

卵子の老化に関して、最近ミトコンドリアという言葉がよく聞かれるようになりました。
ミトコンドリアは細胞の中のエンジンにあたる部分です。
つまり細胞のエネルギーを作っている場所です。
通常の細胞には数百個ありますが、受精卵には数十万個から百万個もあると言われています。
つまり受精卵が分裂していくためには、沢山のエネルギーが必要だという事です。
もしそのエネルギーが不足すると、綺麗に分裂できず、フラグメントが増えたり染色体異常になる可能性があります。
ですから、ミトコンドリアを活性化する事が大切です。

ミトコンドリアは中医学的には肺と腎に相当します。
ミトコンドリアは、酸素と糖質などの燃焼を取り入れて、燃焼させ、エネルギーを作ります。
酸素を取り込むのは肺の働きです。
また燃焼させるのは腎の仕事です。
ですから、肺と腎を強化する漢方を使うとミトコンドリアの働きがよくなると考えられます。
肺と腎に良い漢方は沢山ありますから、その人の体質なども考えて選んでいく方法が良いでしょう。

ミトコンドリアは以外と怠け者です。
甘やかすとどんどんと働かなくなります。
ですので、あまり過保護にしないで少し鍛えてあげる事が大切です。
例えば、運動。
ミトコンドリアを鍛えるのに良い運動は、ゆっくりと速くを交互にくみいれた運動が良いでしょう。
例えばゆっくり歩いて、早歩き、これを繰り返す方法です。
次に食事。
これもたまにプチ断食とか、糖質制限を取り入れて、ミトコンドリアに危機感をもたせると良いでしょう。
ただし、あまり無理しないで下さい。
身体を温めすぎるのも逆効果です。
たまには薄着になって、運動して下さい。
ただし、風邪をひかないように充分注意してくださいね。

ダイエットと多嚢胞性卵巣

典型的な多嚢胞性卵巣は、太り気味の人に多く、糖代謝や脂肪の代謝異常があります。
にきび、多毛などを特徴としています。
ところが当店で多嚢胞性卵巣の相談の方の8割くらいは太っていません。
むしろ痩せ気味の人が多いです。
どうしてやせている人で多嚢胞性卵巣になるのかはよく解っていません。

ダイエットなどで極端に体重をおとして生理が来なくなる事があります。
その場合、病院に行くと多嚢胞性卵巣と診断される事がよくあります。
どうしてそうなってしまうのでしょうか?
可能性としてはいくつか考えられます。
 1.排卵しないため、卵巣の周りに汚れがたまりやすい。
 2.皮下脂肪が少なくなり、女性ホルモンが減り、男性ホルモンが増える。
 3.極端なダイエットで代謝異常がおきている。
などです。
ただし、今のところはっきりした理由は解っていません。
やはり思春期に極端なダイエットをするのはお勧めではありません。

冷えと不妊

よく、冷えこそが不妊の原因という事で、ひたすら温めている方がいます。
夏でも靴下をかさねばきして、暑い中でフーフー言いながらカイロをお腹にあてています。
温めれさえすれば妊娠できるというのは大きな間違えです。

冷えにはいくつかの原因があります。
その原因を考えていく事が大切です。

1.ミトコンドリア活性がわるく、代謝が悪い場合
   この場合は、漢方的には腎陽虚と考えます。
   ただ温めるだけではミトコンドリアは活性化しません。
   腎陽を補う漢方でしっかりと代謝を改善していく事が大切です。

2.血液の汚れが多いタイプ
   血液の汚れが多い場合、手足の先だけが冷えます。
   体全体が冷えるのではなく、一部分だけ冷える場合はこのタイプが多いようです。
   血を綺麗にする漢方薬を使うと良いでしょう。

3.栄養のバランスが悪いタイプ
   体に必要な酵素やピタミン、あるいはカロリー制限などでカロリー不足になっている場合。
   この場合はやはりバランスよい食事をしていく事が大切です。

4.水の流れが悪いタイプ
   体内の水はけが悪く、むくみやすいタイプです。
   適度な運動をしていくとともに、水の流れをよくする漢方を使うと良いでしょう。

5.ストレスが多いタイプ
   自律神経のバランスが悪くなると、血管が収縮して血流が悪くなります。
   この時は手足は冷えますが、お腹の中では熱がこもります。
   手足を温めるのは有効ですが、お腹を温めるのは逆効果になります。
   リラックスして、良い音楽を効いたり、アロマなどをしましょう。
   コーヒーのとりすぎに注意して、軽いストレッチなどを心がけます。

多嚢胞性卵巣と糖化

多嚢胞性卵巣の一部の方には糖代謝の異常がある場合があり、インスリン抵抗性が高くなります。
このようなケースでは、卵子の糖化が進む可能性があり、食事に十分に注意する必要があります。
具体的には、糖質の制限ですが、糖質といのはデンプンも含みます。
ごはん、パン、麺類、イモ類、カボチャなどのデンプンは分解されて糖になります。
ですから、これらのものを減らす事は重要です。
ただし、糖質はエネルギー源です。
しかも燃えればカスがのこらないクリーンなエネルギーです。
ですから、糖質はとった分だけちゃんと燃焼される事が大切です。
一番簡単なのは、午後3時以降はなるべく糖質をとらない事です。
特に、夕食後や寝る前などにお菓子類を食べている方は要注意です。

ただし、多能性卵巣の方すべてでインスリン抵抗性が高いわけではありません。
本当はしっかり検査をすれば良いのですが、検査をされている所は少ないようです。
また逆に多嚢胞性卵巣でない方でもインスリン抵抗性が高い方もあります。
このような方は糖質制限をする事で卵子の質がよくなる可能性があります。

卵子の糖化について

卵子の老化は、卵子が酸化、つまり卵が錆びる事が原因と考えられてきました。
しかし、最近では糖化が原因ではないかと考えれるようになってきました。
最近、糖化の話はよく出てくるのでご存知の方も多いと思います。
タンパク質に糖がつくとAGEというものになり、茶色く変色していきます。
いったんAGEが出来てしまうとなかなか分解する事が出来ません。
赤血球を形成するヘモグロビンに糖がついて出来たAGEがヘモグロビンA1cというものです。
糖尿病の検査でよく使われるのです。
血液は3ヶ月くらいで生まれ変わるのでヘモグロビンA1cが出来てしまっても、赤血球事態が壊されて、
また新しい赤血球が出るので食生活を3ヶ月くらい改善していけば回復する事が出来ます。
ただし、体の中で生まれ変わらない細胞があります。
心筋とか、脳、そして卵子です。
こういった細胞のタンパク質に糖がくっついてしまうとなかなか厄介です。
卵子の場合でも一旦糖化してしまうと、それを戻すのは難しいでしょう。
卵子の糖化がどの段階で起こるのかはまだ解っていません。
ただ、インスリン抵抗性が卵子の質を劣化させ、インスリン抵抗性を改善すると卵子の質も良くなる事から、比較的排卵が近づいて来てから起こる糖化もあると考えられます。
日頃から血糖値に注意して、特に夜に澱粉、甘いものなどをとらないようにしていく事が大切と思います。
中医学では、糖のようなベタベタしたものを「痰湿」と呼んでいます。
痰湿は体の至る所にたまり、色々な病気を引き起こすと言われています。

漢方的に見た子宮と卵巣の違い

子宮も卵巣も妊娠には不可欠な臓器です。
ですが、漢方で治療する場合、少し考えが違います。

中医学では卵巣は腎の一部と考えます。
腎臓も腎ですが、中医学の腎はもう少し広い範囲を指します。
骨、頭髪、耳など老化にかかわる部分。
卵巣やホルモンなどは腎の受け持ちとなります。
ですから、卵巣を元気にする場合はやはり腎を中心に考える必要があります。

これに対して子宮は「血室」で、血の海と言えます。
ですから子宮を元気にするためには、まず血を増やす事が大切です。
また子宮は汚れがたまりやすい場所なので、うまく活血薬を使って血流を良くする事も大切です。

つまり、簡単に言えば
 卵巣  腎の管理
 子宮  血の管理
という方法になります。

卵胞と卵子

卵胞と卵子を混同されている方がかなりあります。
「エコーで見てもらって、直径が20ミリと言われました。」
この時の20mmは卵子ではなくて卵胞です。
卵子の直径は0.17mmくらいで、ぎりぎり目に見える大きさです。

さて、卵胞は大きくなる時にさかんに細胞分裂しています。
ですので、しっかりと栄養や血流を管理していくと良い卵胞が膨らんでくる可能性があります。
これに対して卵子はお母さんのお腹の中で作られて、細胞分裂はしていません。
ずっとー、何十年も眠っているのです。
では、いつ目が覚めるかというと、排卵の前の日くらいです。
排卵の前の日にはLHが上がります。
この刺激で卵が眠りから覚めて、減数分裂を再開します。
その時に、少しでも良い環境を整えておけば、眠りから覚めた卵子も元気に分裂していくはずです。

AMHが低い

よくAMHが低いと言う方が相談に来られます。
AMHを卵巣の年令と考えると、それはかなり違います。
確かにAMHは年令とともに低下する傾向がありますから、年令とも関係している事は確かです。
ただし、年令よりも個人差が大きい数値です。
例えば30才くらいでも1以下の人も沢山ありますし、10くらいある人もあります。
では10の人は1の人の10倍も若いのでしょうか?
AMHは、卵巣の中にある原始卵胞の数を調べているのではありません。
3ヶ月後くらいに排卵する予定の卵胞の数を数えています。
例えば卵巣の中で沢山卵胞が膨らんでしまう多嚢胞性卵巣の方はAMHも高くなります。
多嚢胞性卵巣が改善してくるとAMHは下がってきます。
逆にAMHが低い人でも、原始卵胞が沢山膨らんでくればAMHは上がってきます。
卵胞が膨らむか膨らまないかは、ホルモンのバランスや体調などによっても違います。
また、AMHが高い人は沢山の卵胞が膨らんで来ていますが、最後に排卵するのは原則1個の卵胞なので、
沢山膨らむ事が妊娠に有利とは言えません。
ただし、採卵する場合は一度に沢山採卵できる可能性はあります。

禁欲と精子

卵子はお母さんのお腹の中にいる時に作られて、あとは作られません。
これに対して精子は思春期以降に作られ始めて毎日沢山作られていきます。
その事から考えると、卵子を良くするのは大変ですが、精子を良くするのは少なくとも卵子を良くするよりは簡単と言えます。
精子の不良の場合、精巣で精子を作る能力が不足している場合と、作る能力は問題ないけども、排出出来ない、あるいは壊れてしまうという場合があります。
精子を作る力が不足している場合は漢方的には腎虚と考えていく事が多いですが、そうでない場合は、色々な汚れが原因となっていると考えます。
血を綺麗にして血流を改善したり、湿熱をとりのどいたり、気滞を改善したりして行きます。
特に運動率や奇形率に問題がある場合、禁欲期間をあまり長く取り過ぎない事も大切です。
精子はとてもデリケートで壊れやすく、古い精子は染色体異常が多いからです。
では、何日くらいが良いかというと、明確な基準はありません。
新しければ新しいほど精子の染色体異常は少ないと考えられます。
そういう意味では毎日でも良いと言えます。
ただ、体力的な事や、仕事の忙しさなども考えると毎日は難しいですね。
同時に、奥さんの排卵が近づいて来たら、ご主人さんも体調管理をしっかりとする事が大切です。

不妊症と抗体

抗体は、本来は体を敵から守る大切なものです。
敵と言うのは細菌、ウイルス、ガン細胞などです。
ただ、時として敵と味方の区別がつかなくなる事があります。
本来は害が無いものに抗体を作ってしまうのがアレルギーです。
もっと困るのは自分自身の体の一部分を敵と判断して攻撃してしまうケースです。
これを自己免疫疾患と言います。
リウマチや膠原病を始め、非常に多くの病気が自己免疫によるものと考えられています。
自己免疫疾患は非常に種類が多くあります。
抗体は、地球上のあらゆる物質に対して作られる可能性があり、何億種もあると考えられます。
抗体の種類が多いため、いろいろな自己免疫疾患がおこる可能性があるのです。
例えば、精子に対する抗体を作ると抗精子抗体となります。
抗精子抗体も1種類ではなくて何種類もある事が考えられます。
また卵子の外側の透明体に抗体を作る事もあります。
子宮の内膜に対する抗体を作る事もあります。
このように妊娠に不利な抗体があると免疫性の不妊という状態になってしまいます。

漢方でアレルギーの体質改善として、風熱、湿熱、血熱などに分けて考えます。
風熱は、蕁麻疹のように変化が激しく、場所がよく移動するものです。
湿熱は、滲出液が多く、局所がただれた感じになる事が多いものです。
血熱は、局所が赤黒くなり、腫れたり、痛みを伴う事が多いものです。

嬉しい報告

妊娠報告はとても嬉しいですが、もっと嬉しいのはやはり無事に出産しましたという報告です。
今日、42才で妊娠された方が無事に出産されたという報告を頂きました。
漢方を飲む前はかなりの淤血状態で心配だったのですが、無事出産されて本当に嬉しく思います。
メールの最後に「これからも不安を抱えている方々の、良き相談者でいて下さい。」と締めくくられていました。
頑張ろうと思いました。
ありがとうございました。

意外にも妊娠。

妊活で頑張っている方には申し訳ないのですが、あまり頑張りすぎると妊娠しにくくなる事があります。
「頑張って頑張って、やっと妊娠出来た」というケースは意外に少なく、「えー。今まで全然妊娠できなかったのに妊娠したの?信じられない。」という方が多く見られます。
これは頑張すぎる事が返ってストレスになって、気の流れを悪くしていると考えられます。
このような場合は、少し気持ちを切り替えて、リラックスしていく事が大切です。
赤ちゃんを育てるにはゆとりが必要です。
あまりゆとりが無い夫婦には赤ちゃんはやって来ない。そんな風に考えて見てください。

一卵性の三つ子

あるお客さんの話です。
「私にここを紹介してくれた人が一卵性の三つ子を出産しました。1つの卵子を胚移植したら三つ子になってしまった。でも無事に出産した。」との事でした。
一卵性双生児はどこにでもいるし、かくいう私も一卵性双生児の片割れなのです。
でも一卵性の三つ子はとても珍しいのではと思います。
色々な事があるものですね。

卵管の閉塞

両方の卵管が完全につまっていて、自然妊娠は無理と言われた方でも、漢方で自然妊娠される事はよくあります。
ただ、一回通った卵管がずっと通ったままなのかは解らない部分があります。

上記のような状況で一人目を出産され、二人目が欲しいという事で卵管の検査を受けたところ、ちゃんと通っていると言われました。
ではので、一回通った卵管がまたつまるとは限らないようです。
卵管が詰まる原因は色々あるので一概には言えないと思いますが。

この方は結局、漢方薬2ヶ月でうまく2人目を妊娠されました。
卵管意外の部分はかなり良い状態だったと思われます。

漢方ですぐに妊娠するケース

漢方薬は体質改善なので、普通は効果が出るまでに3ヶ月くらいはかかります。
妊娠は運もありますから、そこからまた更に何ヶ月かはかかるのが普通です。
ですが漢方薬を飲み始めて1ヶ月くらいで妊娠される方もかなりあります。
たまたまという事もあるでしょうが、昨日の方は5年間の不妊で顕微授精も10回以上やっています。
それがたった漢方薬1ヶ月の服用で自然妊娠されました。
これは漢方薬の力だけではないにしても、たまたまという訳でも無いように思います。
実はこういうケースは時々あります。
漢方は補腎などは時間がかかりますが、飲み始めてすぐに気血水の流れがよくなる事があります。
気血水の流れがよくなれば妊娠率も上がる事が考えられます。

おりものの種類について

オリモノは多い方が良いでしょうか?少ない方が良いでしょうか?
オリモノにも色々な種類があります。
外陰部から出るもの
膣から出るもの
子宮頚管から出るもの
子宮から出るもの
卵管から出るもの
があります。

この中で妊娠と係るのは下の3つです。
まず頚管粘液。
これは排卵の5日くらい前から出始め排卵の2-3日前にピークになります。
精子を通す働きがありますが、それ以外にも卵胞の発育が良いと沢山でます。
子宮頚管から出るおりものは、粘っこくて透明なものです。
ただ他のおりものと混ざってしまうと粘りが弱くなったり白くなったりします。
頚管粘液は多い方が良いと考えられます。
ただ、そもそも頚管粘液はそれほど多くは出ません。
ですので、気がつかない事も多く、また粘り気が強いと膣の中にたまって出てこない場合もあります。
妊娠を希望される場合は、夫婦生活の目安になるので、チェックされると良いでしょう。

子宮から出るオリモノは2種類あり、高温期に内膜から分泌されるものと子宮内の水があります。
前者は正常なもので、色は白っぽく、乾くと黄色くなります。
子宮内の水は、さらさらで一気に出るので出てくるのが良くわかります。
卵管の水も同じで、動いた時などに一気に出ます。
量が多いと尿漏れのようになります。
この2つのオリモノは無い方が良いでしょう。
昔の書物でもオリモノが多いと妊娠しにくいと書かれています。
これはおそらく、頚管粘液の事ではなくて子宮や卵管の水の事を意味していると思われます。

これ以外には、ガンジタやトリコモナスなどが原因の場合があります。
痒みがあったり、オリモノの匂いがある場合などはお医者さんに行って下さい。