悪循環

慢性の病気がなかなか治らないのは、一つには悪循環があります。
例えば、気の流れが悪い気滞がおこると、血の流れが悪くなります。
血の流れが悪いと、血の汚れ出来ます。
そして血の汚れは、ますます気に流れを悪くして悪循環になっていきます。

また、気の流れが悪く肝気が鬱すると、脾気虚をおこします。
脾気虚になると、肺気が弱り、ますます肝気が欝滞するという悪循環もあります。

不妊症の場合でいうと、なかなか妊娠しないというストレスや早く妊娠したいという焦る気持ちが
ホルモンや自律神経のバランスを悪くして、それでますます妊娠しにくくなるというケースもあります。

ですから、慢性の病気がなかなか治らない場合は、まず悪循環を断ち切る事から始める必要があります。

大人のニキビ

大人のニキビはなかなか治りにくいものです。
中医学的な原因として次のようなものが考えられます。

気の流れが悪い
 ストレスなどで自律神経のバランスが悪くなり、さらにホルモンのバランスが悪くなっている状態です。
 生理不順になりやすく、生理前に悪化します。

血の汚れがある
 気の流れが悪い状態が長く続くと、血の流れも悪くなり、血の汚れが出来ます。
 血の汚れはさらに気の流れを悪くします。
 血の汚れが出来る原因としては、胃腸の汚れも関係します。
 また生理中に激しい運動をしたり、冷やしたりする事も原因になります。
 この場合のニキビの色は、赤味だけでなく、少し黒みがあります。
 瘀血が骨盤内にあると、冷えのぼせがおこります。
 これは骨盤の血流が悪くなるため、足に充分に血液が行かなくなります。
 その分、あまった血液が上半身に流れ、のぼせがおこります。
 顔は脂肌で、足が冷える状態で生理痛がある場合はこの状態の事が多くなります。

胃腸の汚れがある場合
 胃腸に汚れがあると、舌の苔が厚くなります。
 また時に口臭が気になる事もあります。
 食事の不摂生が原因です。
 また食事の時に冷たいものをとりすぎても胃腸の消化力は悪くなります。

痰湿がある場合
 痰湿とは、汚れた水、脂、繊維などです。
 痰湿のニキビは、芯があり硬くてコリコリしています。
 多嚢胞性卵巣などの場合によく見られます。

肺熱がある場合
 大人のニキビにはあまりこの大部は多くありません。
 あつがりで喉がかわき、冷たい水分を沢山とりたくなるタイプです。
 ニキビと同時に蓄膿症もあったりします。

陰虚や血虚がある場合
 血の不足や潤い不足の場合です。
 ニキビと同時に肌は乾燥しやすくなります。

一口に大人のニキビといっても、原因はさまさまです。
さらに原因だけでなく、その人の体質も考えて漢方薬を選ぶ必要があります。

はぐき

はぐきにしまりが無い、出血する、ぐらくらするなどの場合、赤ワインを一口含んでしばらくそのままにしてください。
口を少し動かしてはくき全体に染み込むようにします。
後は飲み込んでも吐き出しても良いです。

赤ワインの渋みがはぐきを引き締め、ポリフェノールが血管を丈夫にして、アルコールが雑婚を殺すのではと思います。
ただし虫歯には効かないのではと思います。

はくきが弱い人はぜひ一度、試してみてください。

交感神経と副交感神経

自律神経失調症という言葉を良く聞きます。
これは交感神経と副交感神経のバランスが悪くなっている状態です。
中医学的には気の流れが滞っている気滞に属します。

緊張している時、ストレスのある時は交感神経が働きます。
交感神経が強く働き、それから開放されると副交感神経が強く働きます。
この時に血管が広がり偏頭痛がおこったりします。
この時、葛根湯は有効です。
またカフェインもとって良いです。
ただし、交感神経が興奮している時には逆効果になります。

大切なのは、交感神経と副交感神経のバランスを保つ事で、どちらかに偏りすぎない事です。
今どちらの状態にあるか判断するのは
交感神経が優位のとき  イライラしやすい 手足が冷える 口の中が乾燥 眠れない
副交感神経が優位の時 偏頭痛 手足が温かい お腹がすく 眠い リラックス
今の状態によってどのようにするか判断します。

お風呂については、
 少しぬるめのお湯に長時間はいるとリラックスして副交感神経が働きます。
 熱めのお湯に短時間入ると交感神経が働きます。
 解らない時はシャワーだけにします。

交感神経を興奮させるもの
 葛根湯 コーヒー 青色の光 ロックなどの音楽
副交感神経を興奮させるもの
 アルコール 黄色、赤の光 ゆっくりとしたジャズ

となります。
生活の中で上手に取り入れてみてください。

なかなか眠れない時

色々と考え事をしているとなかなか寝付けません。
考えないようにしても、次から次へと色々な考えが出てきます。
勿論、素晴らしいアイディアもあります。
ただ、そのままだと永久に眠れないので、言葉をシャットアウトします。
どうするかというと、文章を作らない。
単語はokです。
そして何か画像が浮かんでくるように集中します。
何か見えて来たら、それが何か単語で考えます。例えば「山」とか「花」とか。
そして、一旦画像を消します。
また次の画像が浮かんで来るのを待ちます。
これを繰り返すと、自然に寝てしまいます。

睡眠時間と寿命

ある研究で、睡眠時間が8時間より長い人は6時間より短い人より短命という結果があります。
これを見て「ははあ、あまり長く寝るのは良くないんだなぁ」と思うかも知れません。
ですが、多分、違います。
そもそも8時間以上の睡眠が必要な人は睡眠の質に問題があるのです。
例えば、睡眠時無呼吸とか、そこまで行かなくてもいびきがひどいとか。
睡眠が正常なら8時間以上の睡眠は必要ないはずです。

睡眠の質を改善すれば睡眠時間も短くなり、寿命も長くなるという事です。
睡眠の質が悪い人が無理をして睡眠時間を短くすれば、もっと短命になってしまう可能性が高いです。

夏バテと漢方薬

今年の暑さは普通ではありません。
これだけ毎日、連続して暑い夏はあまり記憶がありません。
脱水にならないように、水分沢山とると、それがうまく吸収されて組織に運ばれていけば良いのですが、胃腸が弱いと水分を吸収する力が弱く、胃腸の中に水がたまっていきます。
クーラーなどの影響で皮膚は乾燥気味、お腹はガボガボと言った状態になります。
こんな時に私は「勝湿顆粒」と「麦味参顆粒」を飲んでいます。
勝湿顆粒は、胃腸の水分の吸収を良くする働きがあります。
麦味参顆粒は、細胞や組織に潤いを与えます。
乾かす作用のある漢方と、潤す作用のある漢方を併用するのは矛盾するようですが、水分の偏在がある場合にはよく使う方法です。
おかけで何とか夏バテしなくてすみそうです。

ノビレチンについて

ノビレチンという成分がアルツハイマーに良いという説があります。
ノビレチンは沖縄の果物、シークワーサーに多く含まれています。
小太郎漢方は生薬の一つ、「陳皮」の中でノビレチンを特別に多く含むものを見つけて「ノビレチンピ」と名づけました。
どうもノビレチン + チンピ = ノビレチンピ というダジャレのようですが。
動物実験してみると、ノビレチンだけ含まれているものよりもノビレチンピの方が格段に効果が良かったという事でした。
おそらくノビレチンピにはノビレチン以外の有効成分があり、それがノビレチンと相乗効果を出しているのではという話でした。
まだデータをとっている段階なので、すぐにこれがアルツハイマーの薬として使う事は出来ないのですが、試しに飲んでみると確かに頭がスッキリする感じはありました。
ただし、そうでも無いという人もあり、若い人には効きにくい感じがしました。