痰と温胆湯

痰とは、簡単に言えば、汚れた脂とか繊維のようなものです。
これには、狭義の痰と広義の痰があります。
狭義の痰は、目に見える痰で、例えば気管支からはき出される痰、ガングリオン、骨刺、結節、筋腫、皮様性嚢腫などです。
ガンなども痰と瘀血が混ざったものと考えます。
これに対して広義の痰は、「存在ははっきりしないけども、化痰薬を使う事で改善する見えない痰」という定義です。
例えば、てんかん、統合失調症、不眠、耳鳴り、高脂血症などです。
特に、広義の痰は身体の至る所に存在する可能性があります。
ですから、「怪病従痰論治」という言葉もあるくらいです。
血液の汚れの瘀血にくらべて、津液の汚れの痰は、中医学でも理解しにくい部分です。