妊娠と漢方薬

なかなか妊娠しない方で、漢方薬を飲みたいという方がとても多くなっています。
その場合の注意点をいくつかあげてみます。
漢方薬はホルモン剤のような即効性はありません。
それを飲んだからといって、すぐにその周期から基礎体温が綺麗になるとは限りません。
また、子宮や卵巣は目には見えない部分ですから、変化も解りづらいものがあります。
ですので、体質にあった漢方薬をまずは3ヶ月は続ける事が大切です。

卵胞は赤ちゃんの頃から卵巣にあり、排卵の順番を待っています。
順番が来ると卵胞は膨らみ始めます。
そして膨らみ始めてはら排卵すまで、何と6ヶ月半もかかっています。
始めの4ヶ月くらいは、FSHの影響をうけない自発的な成長です。
後の3ヶ月くらいはFSHの刺激により卵胞は膨らんでいきます。
この3ヶ月が卵胞の成熟にとても大切な時期です。
ですから、卵を良くしたいなら、最低3ヶ月かかると言う事です。
周期療法の場合で、今月は夫婦生活のタイミングがとれなかったからといって、高温期の漢方薬を飲まない場合があります。
しかし、高温期用の漢方薬はその周期の為だけでなく、排卵の順番を待っている全部の卵胞の為にあります。
ですから、なるべく忘れないように飲む事が大切です。

また、すべてが周期療法で解決する訳ではありません。
排卵障害のある場合、多嚢胞性卵巣、高プロラクチン、卵管の閉塞、子宮内膜症、子宮筋腫、内膜のポリープ、受精障害、着床障害、不育症など
周期療法があまり適さない場合もあります。
このような場合は、中医学的には、痰湿や瘀血というような、体内の汚れや、気の流れの問題が大きいため、汚れを綺麗にしたり気の流れを改善したりするような漢方薬を使っていきます。

不妊症のご相談をされる時は、ぜひ、不妊症に詳しいお店を探して見て下さい。